STkokushiのブログ

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言語聴覚士 国家試験合格への道 ~国家試験当日の話

国家試験の受験票が届いたころになるかと思います。

緊張感が一気に高まった人もいるかもしれません。

しかし、前回の記事で書いたように国家試験前の準備をしっかりと行い、今回の記事で書くように当日の準備をしておくことで少しは気分が落ち着くかもしれません。

 

[国家試験当日の話]

1.1問目が解けないのは当たり前!

2.見直しについて(かなり個人的な意見)

3.昼休みは午前の答え合わせをしている場合ではない

 

1.1問目が解けないのは当たり前!
言語聴覚士の国家試験の1問目は、ほぼ例外なく「医学総論」です。
「医学総論」は「ICF」や「インフォームドコンセント」のような典型的な問題が出ることもありますが、「じん肺」のような、どのように勉強しても到達しないような知識を問う問題が出ることがあります。
試験開始までに数分間の恐ろしいほどの沈黙のため、緊張感がマックスになります。
そして、「始めてください」の合図があって1問目を見ると絶望・・・という流れは、「言語聴覚士国家試験あるある」です。
あわてるなと言っても無駄ですが、1問目は解けない問題が来ると思ったほうが気が楽になります。(逆に解けたらスーパーラッキーです!!)
場合によっては2問目3問目と自信がない問題が続く場合がありますが、必ず皆さんが勉強した問題が出てきます。
頭が真っ白になりそうになったら、一度手を止めて「あんなに勉強してきたから大丈夫!」と心でつぶやいてください。
少し落ち着いたら、再度問題に戻って解き始めていくと、いつの間にか集中モードに切り替わっていくと思います。
そうなれば皆さんの実力が十分に発揮できると思います。
あわてる、焦る、頭が動かなくなることはよくあることなので、一度手を止めて自分を取り戻してください。

 

2.見直しについて(かなり個人的な意見)

言語聴覚士の国家試験は午前・午後それぞれ2時間30分です。

2時間以内に100問解き終えて、残った時間に見直しをしたいものです。

見直しの大事な点ですが、

・試験問題と解答用紙の転記ミスの確認

・問題文の読み間違いの確認(誤っているものを選ぶべきなのに正しいものを選んでいる場合など)

などが重要な点です。

 

その他にも問題文を読み直して、再度解きなおすような場合もあるかと思います。

しかし、個人的にこれについては最初の解答が正しい確率が高いと思っています。

 問題を解いている時は、集中して一気に解いているかと思います。

100問終わって見直しをするときは、集中力は少し途切れているのではないかと思います。

その時に見直しで微妙な判断を求められる問題を読むと、いろいろな邪念が浮かんでくるように思います。

こんな可能性やあんな可能性があるのではないか?

と、考えているうちに、意味不明な選択肢に書き直していることがありませんか?

従って、微妙な判断の問題は最初の解答を信じるのが良いと思っています。

(かなり私見ですが・・・)

 


3.昼休みは午前の答え合わせをしている場合ではない
午前の試験が終わると、あちらこちらから午前の答え合わせをしている声が聞こえてきます。
当たっているのか間違っているのか分からない答えに、心がかき乱されるのではないでしょうか?
何回も言いますが、国家試験は自分が120点取ればいいだけの試験です!
1問や2問の間違いは全く問題ありませんし、そもそも合っているのか分からない答えに心を乱されるのは無駄じゃないですか?
むしろ、お昼休みは国家試験合格を不動のものにするための最後の勉強チャンスです!
何がチャンスなのかというと、基本的に午前中に出た問題は午後には出ません
従って、午前に出ていない内容を中心に最終チェックを行えば、良い確率で午後に出ることになるでしょう。
最後の最後に見たものが試験に出た!というのは学生からよく聞かれることです。
午前中が絶望的な出来だったとしても、午後で奇跡的に取り戻したという学生を何人も見てきています。
最後の最後まであきらめない姿勢が、国家試験合格をたぐり寄せます。
泣いても笑ってもラスト2時間半だと思って、お昼休みも有効に活用してください。

 

次回は国家試験問題に絡んだ役立つ情報を考えています。